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「代書屋」 立川談志

 ビデオの解説には「天才」の文字が踊っている。
 それだけに、期待が大きすぎたのかもしれない。

 仏頂面で高座に上がった「天才」サマは、「マクラが長い落語家は噺に自信が無いからダラダラやるんだ」と悪態をつき、前座の出来が気にいらなかったのか(ビデオの解説による)不機嫌を撒き散らしていた。

 そのまま噺に入ったのだが、不機嫌な噺家がウザそうに客をあしらう代書屋になっただけ。そういう戦略なら納得は行くが、個人的には好きになれない。

 冒頭からイライラをぶつけられた不快感が抜けず、全く感情移入ができなかった。加えて客と代書屋の切り替えが、さほど鮮やかでもない。オッサンの「俺、巧いだろ」オーラにつき合わされる時間、やけに長く感じた。

 解説には某国民が現れるところで「待ってました!」という気分だなどと書いてあったが、この人がやると差別的な印象が強くさらに嫌な気分になっただけだった。
※ほとんどの噺家がここはやらないらしい。

 プライベートでは変人でも人非人でも、許される領域の天才は確かに存在する。
 この人が果たしてそうなのか、1つ見ただけでは理解し難かった。

 圧倒的な支持者がいるので、きっと見続ければ何かツボがあるんだろうし、こっちの鑑賞能力の問題もあるんだと思う。
※くれぐれもファンの方はお許しを…

 もう1つ「つるつる」が残ってるので、今回受けた印象をリセットしてから観てみようと思いつつ、ひょっとして単に「生理的に合わない」タイプのオッサンなんじゃないかと悩んでいる。
 
  

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