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2004.01.25

国語力の根っこ。

国語力の基本中の基本…これは、前いた塾のベテラン先生も言っていたが

「家できちんと会話すること」

が重要になっていると思う。
試しに、子供にしゃべらせてみてほしい。
「誰が、いつ、どこで、どんな理由で、どんな風に行動したか」という出来事を語らせるのに
「主語・述語の省略」
「語彙力の不足」
「文脈の乱れ」
「感情を表す言葉の不足」
などなど、たくさんの欠陥を見出すはずだ。

私も授業中、毎回叱っている。

生徒「先生、暑い」
私 「私は暑くない。暑いという名前でもない。きちんと言いなさい」
生徒「先生、暑いので、冷房をつけてください」
私 「それは君だけの意見やろ、ほかの子にも聞いてみぃ」
生徒 「なぁ、暑いよな」
私 「そんな聞き方じゃなくて、きちんと聞いてごらん」
生徒 「暑いと思う人、手を挙げてください」

ここまでやらないと、彼らは「正しく人に伝える文や流れ」を構築できない。

他にも
生徒 「先生、ノート」
私 「私はノートとちゃう。ノートがどうしたんや」
生徒 「先生、ノートを忘れたので、白い紙をください」


生徒 「先生、見えへん」
私 「私は透明人間とちゃう。ちゃんと見えてるやろ。何て言うの」
生徒 「先生、黒板が見えへんからどいて」

 ここで「敬語」という概念が無いともう一発叱られる。

私 「先生にお願いするのってそんな言い方でええんか?」
生徒 「えーっと、黒板が見えないので少し右に行ってください」

 これが最初から出る子と出ない子の差は「家庭での会話」。
家で「寒い」と言えばエアコンがつき、「アレ取って」でリモコンが出てくる。家族が濃密だからいい、とも言えるが外に出れば通用しない。

 でもふっと考えてみると、夫婦の会話そのものがそうなっている家も多いかも。お父さんが「フロ・めし・寝る」じゃダメなのよ(笑)。

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コメント

いつも読ませていただいています。
相手に伝わる日本語、自分の日本語もおぼつかないのですが、子供たちには結構うるさく言ってきた(いや、正確に言うと口答えや無視をしない小さいころは)つもりです。「お母さん、かみ」「紙が何?
」「紙とって」「どこの?どれ?」てな感じで。でも、主語についてはあまりうるさく言ってこなかったなぁ(と反省)。私は主に英語を教えることを生業としているのですが、やはり、日本語が怪しい子は英語もなかなかうまくいきません。漢字の覚えられない子、またはいい加減に書く子は英語のつづりもだめ・・・

語学の習得に関してはおしゃべりな子は上手になります。うちの上の子はとても無口でアメリカにいたとき(英語があまり話せなかったせいもあるのですが)、口が利けない子だと思われていました。日本語でもあまり話さないので、話がうまくないし、ボキャブラリもかなり貧弱です(T-T)。

投稿: Serena | 2004.01.27 15:01

Serenaさん

 コメントありがとうございます(^o^)丿

 英語の前に日本語!よくわかります。日本語もよくしゃべる達者な子は妙な言葉や言い回しをたくさん知ってます(笑)。

 無口でも、本が好きな子ってのもいますのでまたそれはそれでしょうね。書かせると饒舌な子って言うのもいます。

 また、英語を教えていらっしゃる立場からもコメントいただければ嬉しいです。

投稿: クロネコとと | 2004.01.28 04:56

はじめまして。いつも興味深く読まさせて頂いてるやすと申します。
 この話を嫁にした所「ウチも母がそれはキツく言っていた」
という話になりました。
 丁度娘が2歳で言葉をどんどん吸収しているので、お互い汚い言葉(やばい等)は使わない様にしようとは話していたのですが、この件は目から鱗が落ちたようでした。
 日々の積み重ねですものね。勉強になりました。
 これからも宜しくお願いします。

投稿: やす | 2004.01.28 14:56

やすさん

コメントありがとうございます。
そうですね、主語・述語のきちんとしたキレイな日本語は、子どもの頃に身につきますね。テレビは教えてくれないです(T_T)

最近、古い日本の歌謡曲が大好きで老人ホームなどを訪問して歌っている男の子をテレビで見ました。その日本語の美しさに完敗いたしました。古い歌謡曲には美しい日本語が使われているので、自然に身についたんでしょうね。

誰も使わなくなってきているので、今こそ「日本語力」です。がんばってくださいね!

投稿: クロネコとと | 2004.01.30 00:37

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