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2004.03.27

受験=悪なのか?

 わりと単純に繰り返される議論に、「受験=悪」という発想があります。それで「ゆとり教育」なんて言い出したにも関わらず、地方の公立小学校のセンセが訓練で子どもを賢くして実績を出した途端、マスコミはそっちへ飛んでいった(笑)。蔭山くんの「百ます計算」はあっという間に教育業界を席巻し、彼は「自由にやっていい」小学校で校長に就任。バカな親が引越しまでして入りたがって大変だったそうな。

 おいおい、彼は「お国の方針」の真逆を行ったわけやろ。それを崇めてる教育委員会を含めたあんた達、矛盾だらけだよ(笑)。

 さて、公の教育が迷走を続け、「ゆとり教育」に恐怖心を抱いた保護者は子どもを塾や私立に入れようとやっきになり、塾業界は「週休2日制は追い風」と言い切ってボロ儲けした。

 …私はそのような受験・教育業界に10年近く携わっているわけです。

 で、その中に身を置いていての結論。「受験=悪なのか?」

 私の答えはこうです。

 「中学入試は宝くじ、高校入試は通過儀礼、大学入試は自分で開く扉」
 中学入試は、遊びたい盛りの子どもを押さえつけて勉強させるわけです。しかも学校のレベルを遥かに超えた、大学入試に匹敵するほどの難問を。私は小3から予備校まで教えましたが、同じ文章が出てくることもあるのです。基本的に、やらない方が成長のためにはいいと思っています。いつも言いますが、男女問わずに外で遊べる最後の2~3年間を奪うんですよ。親ってだけでその権利を行使するのには、よっぽどの覚悟がないとダメです。

 ・スポーツや芸術の才能があって、そのスキルを伸ばすために中高大一貫校に入れて才能を伸ばすことに時間を使わせたい。
 ・本人の将来の夢が希望校に入ることで近くなる。
 (過去にNASAに入りたいとか考古学者になりたい、と言って頑なに志望校を変えない子がいました)
 ・気が弱く、地元の中学が荒れているのでいじめなどが心配。
 ・落ち着きが無く、公立中学の内申制度では明らかに評価してもらえないので、今のうちに試験一発で入れてしまいたい。

 …だいたいこんなものです。たまに「本人がどうしても○○中学に行きたいって言うんです」と言う親がいますが、それは「洗脳」の結果です。子ども自身に聞くと「制服が可愛い」とか「学校がキレイ」なんてしょぼい理由しか持ってないこともありますし、「○○中学=ブランドだから入るとカッコいい」なんてオトナばりの見栄まで知っています。

 小学5・6年で将来の夢を固めてる子なんて少ない。なだめすかして受験に取り組んでることを忘れてやっちゃ可愛そうです。

 >長くなったので、次の日記に続けます。

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