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2004.04.18

国語の授業はバカでもできる。

 国語ほど、塾でいい加減に扱われている教科はありません。特に中学生向けには。まったくシステム化されていない教材をただぼーっと解説(というより本文を読んで答え合わせするだけ)しても、時間は過ぎていくし生徒も何となくやった気になります。

 中学入試はまだしも、普通の塾教師で国語専任という人を探すのは難しい。大体、英語や社会と掛け持ちで「日本語だからできるだろう、解説もあるし」と任されるケースが多いのです。そういった教師が片手間にやるのは、タダの答え合わせにしかならない授業。頭から読んでいって文章の構成をものすごく丁寧に板書する先生もいます。それは「子どものために必要だから」ではなく、「そうでもしないと場が持たないから」という本音もあるのです。

 文章の内容を理解させつつ(その過程で構成や分析が必要なら板書します)、次に問題に取り組む時に役立つことを教えなくてはなりません。私たちが教えるのは「文章に向かって、問題に向かって何をするか」という解き方や思考の流れ、そして日本語の意味。課題の内容がいいものであれば、自分の考えを言わせたりして思考力や記述力に踏み込みます。

 これが、同じ文章に何時間もかけられる学校の国語と根本的に違います。本当の「国語教育」は、学校のやり方の方が正しい。一つの文章に対して細かく分析して作者の意図を味わいつくす。そして自分なりの考えを述べる。書く。健全な批判精神は、学校の国語でぜひ育ててほしいものです。(なのに定期テストでは教師の導く模範解答に落ち着けなければ点が取れないという矛盾はあります)

 たくさんの教師の授業を見てきましたが、塾の国語は本当にバカでもできる。頭から文章を何となく読み、問題の答えを生徒に言わせて、それが間違っていたら訂正するだけの授業。解説の方がまだ詳しいこともあるぐらいです(笑)。

 授業は1回の授業内の組み立て、1週間の学習計画、年間カリキュラムで「どんな力をつけるのか」を計算した上で構築していかなければなりません。なのに、塾がくれるカリキュラムには「小説」とか「論説文」とアバウトにしか書いておらず、ページ数が指定されているだけのことも多いのです。

 子どもに好かれている国語教師には、文章から思いついた雑談しかしていないような人も多いです。子どもが「好き」と言っている先生は、「楽な先生」と同義語のこともあるので要注意!
  

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