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2004.06.30

伝説の男・オザキ

 今日は掃除をしていたら懐かしいものが出てきました。よく私の授業でネタになる「伝説の男・オザキ」の描いた絵。ヤツは小5・6と面倒を見たのですが、知能テストと妙な知識だけやたら優れており後は授業中「いかに笑いを取るか」しか考えていない男でした。

 ノートの表紙に落書きして証拠にコピーを取った物件。当然、こっぴどく怒られました。
rakugaki1.jpg
この絵の右は「校長」とあるので私らしいです。「ジェットゲタ」というのは、当時私がカラカラ音の鳴る木のつっかけを履いていたのが、生徒の間では「ゲタ」で通っていました。飛ぶようです(笑)。

 よく見ると、私が「国語もんだい」とか「黒ねこ(よく授業中にネタにしていたので)」「副詞(ちょうどやったばかりだったのでしょう)」を口から噴出し、生徒が侵されています。この「おかされてる」なんて言葉が出てくるところが、オザキの賢さでありムカつくところでもあったのですが…

 オザキは国語はできるけど字がご覧の通り美しくない。社会はマニアックな知識があるから好き。算数はダメ。落ち着いて考えることが苦痛。そんなことより楽しいことだけしていたい。彼はそんな子でした。

 で、そのオザキに算数をやらせるにはどうしよう、と私が考えて彼に申し出たのが「校長と算数バトル」。私は本当に算数がダメで、加減乗除が混じった計算問題で泡を吹くほどです。オザキはふざけたことは好きなので、「校長とバトルや!」と言いながら算数のテストに一緒に取り組むようになりました。結果は、花も持たせてないのに私の惨敗(涙)。本人は大喜びの大威張りです。やっぱ小4から計算やってるワケちゃうねんな。

 そこで、オザキが描いた絵は左側がこうなっています。
rakugaki2.jpg
 つまり、私の「勉強しろビーム」におかされた生徒が、校長の弱点である0点の算数テストを見せると、「こうちょー」は「シュー」と死んでしまうのです。自分の名誉のために言っておくと、ヤツの前で0点を取った覚えはないのですが(怒)。

 しかし、この人を笑わせる才能というか、一応それなりに筋が通っているのがムカつくけど笑えます。で、オザキはどうなったかというとなかなか受験生らしくならなかったので、お母さんに「受験を辞めさせましょう」と言ったら「先生、あの子は一度イタイ目に合わないとわからないんです」と「落ちる」前提で最後まで受験に取り組みました。だいぶ前に書いたと思います。

 で、中学ではそのまま塾に残り、従来の才気煥発さを発揮し名門高校へ合格しました。私は、オザキを見るといつも考えていました。「頭はええねんけど」と。頭がいいだけに、自分で納得できないことに燃えられないタイプなんだと思います。

 ちなみになんで「伝説の男」かと言うと、夏休み講習の昼の時間に必ずクラスの子達が私に言いにくるのです。

「先生!オザキが伝説を作った!」
「先生!またオザキが伝説を…」

 教室に行くと、
「足でフォークを使ってご飯を食べた」
だの
「鼻からお茶を飲んだ」
だの
くだらないことに奮戦して意気揚々としているオザキがいたものです(泣)。

 授業中によくネタにしている思い出の生徒の一人です。

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