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2006.04.23

いろいろとご報告。

前の記事を書いてから、しばらくご無沙汰していました。
理由は色々あるのですが、

◆2冊目の執筆とそれに伴うサイトリニューアル
 >>これは全く教育とかけ離れたジャンルなので…

◆こっそりバイトしていた進学塾を3月末より休職
 >>多忙になったためと、コマが合わず

◆そもそも私のハンドルネームであり、この国語塾のシンボルであった「黒猫トト」が4月1日に12歳で亡くなり、辛くて書けなくなった。


 ……こんなところでしょうか。

 教育の仕事は書く方でポツポツやっています。
 そのうち、また徐々にこちらでの情報提供も復活させたいと思います。

  
 最後に、もし私の昔の生徒が見ていたら、こう言いたい。
 授業してたら、「こう言ったかな」ということを。 


======================


 いっつもトトの話、喜んで聴いてくれてありがとね
 黒猫のカップや似てるジジのぬいぐるみ
 いっぱいくれてありがとね

 先生、「トトが死んだら塾休んで寝込む」なんて言ってたっけ
 ちゃんと寝込まないでがんばって仕事してるよ

 トトねぇ、最後は腎不全っていう病気で死んじゃった
 12年も一緒にいたんだよ
 でも後3年ぐらい、一緒にいられるかなぁって思ってた

 君たちに話してたころより、ずっと痩せて小さくなっちゃったけど
 最後まで私のことを大好きでいてくれたよ

 先生、いっぱいいっぱい悲しかった
 授業中、猫の死ぬ話なんて出てきたらそれだけで参ってたのに
 想像してたより、むちゃくちゃ悲しかった

 でもね
 「いっぱい悲しい」って
 のどがゲーゲーなるぐらい泣いて
 とってもとってもしんどいけれど
 
 それってトトのこと
 「いっぱい好き」ってことだったんだなぁと思ったの

 「いっぱい好き」
 だったから
 「いっぱい悲しい」

 悲しくない方が楽
 トトが死んでも「ふーん」で済めば楽

 でもそうだったらきっと
 トトいた12年間ってつまらなかっただろうな
 ちっとも大好きじゃなくて
 大好きにもなってもらえない12年間
 そんなの一緒にいる意味ないよね 

 じゃあ
 いっぱい悲しいけど
 トトのこと好きで好きで
 たくさんかわいがってきたんだからしょうがないや
 鼻水ダラダラで泣きながら そう思ってる

 「ふーん」より
 「いっぱい悲しい」の方がきっといい

 君たちもこれから色んなことに出会って
 誰かと別れたり
 何かをあきらめたりすると思う

 行きたい学校
 好きな人
 憧れの職業
 勝ちたい試合

 何でも「無くす」のは怖い
 「失敗する」のは悲しい

 でも悲しみたくないからって
 気持ちを抑えるよりも 

 いっぱい好きで
 いっぱいがんばって
 いっぱい憧れて

 かなった時はむちゃくちゃ喜んで
 ダメだった時はむちゃくちゃ悔しがって悲しむ
 
 たった1回しか生きられないなら
 「よく動く心」の方がきっと 
 「あー生きてる」って感じがすると思う

 だから
 トトを最後に埋めるとき
 よく話してた先の曲がったカギ尻尾をぎゅっと握って
 「トトありがとね、楽しかったね、大好きだったよ」って
 そう思えた
 
 そして「もう少しがんばって生きよう」と思った


 私の黒い猫のいた日々には
 毎年顔ぶれは違っても君たちがいた

 だからやっぱりイヅツ先生は大泣きしたってカッコ悪い報告と
 トトのお陰でわかったことを
 ここに書きました

 
 トトのこと
 もし覚えててくれたら嬉しいな

 

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コメント

トトちゃんは大事にしてもらった12年間を喜んで天国へ旅立ったことと思います。
ときどきここへ来て、先生の記事を読ませていただき、エネルギーをいただいております。私は個別指導塾で中学生に英語を教えており、科目は違いますが、共感できるところが多く、楽しく拝読しております。
実は私も一昨年の夏まで黒猫を飼っておりました。小さな小さな子猫のときに我が家の庭に迷い込んできて以来、13年、一緒に過ごしました。その猫と私は、不思議な、なんともいえない関係で、楽しく大切な思い出がいっぱいあります。生憎、最期はそっと姿を消してしまい、見ることができませんでした。お別れの時がきたら、ちゃんと弔うつもりで、動物霊園まで調べていたのですが。
私の黒い猫も尻尾の先がくるっと曲がっていました。私はその黒猫が居なくなって、気持ちが落ち着いてから、ペットとそっくりのぬいぐるみを作ってくれるところにオーダーし、ちゃんと尻尾の特徴を出してもらいました。私の宝物です。
現在我が家には新しい猫がいます。やはり子猫のときに、ガリガリの姿で我が家の庭へ入ってきました。きっと前に居た黒い猫が連れてきてくれたんだろう、と大事に飼っています。

投稿: まめ | 2006.04.27 11:51

まめさん

コメントありがとうございました。
ご縁を感じるコメント、とても嬉しいです。

>その猫と私は、不思議な、なんともいえない関係で、楽しく大切な思い出がいっぱいあります。生憎、最期はそっと姿を消してしまい、見ることができませんでした。

猫って、最期はいなくなるっていいますよね。
何でも、人間の不幸を背負って家を出るそうです。
でも踏ん切りがつくまで時間がかかったと思います。手元で見送っただけに「終わった」という感覚がズッシリきました。


>ペットとそっくりのぬいぐるみを作ってくれるところにオーダーし、ちゃんと尻尾の特徴を出してもらいました。私の宝物です。

そんなところがあるんですね。
そこまで大事に思われて、幸せな黒猫さんです。

>きっと前に居た黒い猫が連れてきてくれたんだろう、と大事に飼っています。

ウチももう一匹、真っ白な猫が数年前から一緒です。
私の場合はそろそろ子ども産めよ、と彼に言われたような気がします。

悲しい思い出だったと思いますが、書いてくださってありがとうございましたm(__)m

また教育の話も書き込んでくださいね!


投稿: クロネコとと | 2006.04.28 02:23

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