国語塾KURU訪問レポート
ご無沙汰していました。
色々と書きたいことがあるのですが、最近は教育全般の題材は別のブログで扱っています。
教育レポート/edurepo.com
http://edurepo.com/
最近の活動ですが、明光義塾さんの講師向けマガジンで指導法についてのインタビュー取材を受け、保護者向けマガジンでは「いじめのメカニズム」について執筆いたしました。また、「読売ウィークリー」の先週号「進学塾・高校合格数」の関西編でコメントしています。5月7日発売号では、月に1度のリレーエッセイの初回が掲載予定です。
こちらでは国語のことに絞って、授業の実況中継や書籍の紹介を中心に書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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さて、今日は先日「国語塾」の先生を訪問してきたので、ご紹介したいと思います。
このブログを始めてしばらくして、東京で国語塾を開いているという先生からメールをいただきました。元々塾の講師だったこと、受験国語や作文指導に対する考え方、そして子どもの可能性について。メールやコメントのやりとりを通じて共感するところが多く、ぜひお会いしたいと考えていました。
そこで、先日の東京出張の際に、お邪魔してきました。
国語塾KURU
http://www15.plala.or.jp/kokugo/
東京・駒込駅から徒歩5分です。

※クリスマススタディの時の写真だそうです。
塾長の西原先生と、初対面なのに国語の指導法から子どもの様子、自分たちが子どものころ好きだった本の話まで大いに盛り上がりました。インタビューとして、掲載しておきます。
-個人塾の運営って大変だと思うんですが、生徒はどんな感じで増えていますか?
最初はチラシを作って撒いたりしてたんですけど、今は口コミでほとんど埋まります。80名前後ですね。それ以上は面倒が見られないので、ちょうどいいかなと思っています。
-公立中高一貫の受験生増加で、生徒数にも変動がありましたか?
そうですね。去年は多かったですが、逆に今年は「どこの塾に行ったから受かるというものでもない」と気づいたお母さんが増えたのか、落ち着いた感じがあります。ウチは公立中高一貫対策の記述もバリバリやりますが、私立のトップ校に受かる子でも落ちるように、公立中高一貫の受験はある程度までは予想がついてきているけれど、読めないところも多いですね。あと、全体にマスコミが煽るから「受験人口」そのものは増えている感触はあります。
-通っている生徒さんの目的というのはそれぞれ違うと思うのですが、どんな感じに分けられますか?
小学生は、進学塾とのダブルスクールで国語力を強化したいというケース、無理をさせない受験なので個人塾でいいというケース、後は低学年が多いのですが「国語力をつけたい」という目的ですね。
-指導方針で大事にしていることは何ですか?
「国語」と言っても、その背景には言葉の力や社会的な常識も必要ですよね。まずは「言葉のノート」を作って、類語辞典なども活用しながらどんどん言葉を教える。漢字検定にも積極的に取り組んでいます。そして、環境問題・国際社会の問題・話題になっているニュースなどを織り込んだ作文指導も行っています。
でも、基本になるのは「人間同士のコミュニケーション」なんですよね。だからグループにして指導したり、講師といっぱい話すことも指導のうちだと考えています。4人一組で指導するのですが、よくしゃべる子と大人しい子を一緒にして「あぁ、質問していいんだな」と大人しい子にも思ってもらえる空気を作るようにしています。

-アットホームな感じが教室からも伺えますが、子どもたちにとって居場所になってるんでしょうね。
今の子どもたちは、とにかく外で遊ぶ相手がいない。塾に来れば、複数の学年がわーっと一緒にいて、少人数のグループで授業を受ける。高学年の生徒に低学年の生徒を見てもらうなど、集団でいることのメリットを活かそうと思っています。ただ、馴れ合いになるのではなく、その中でルールやけじめは指導しています。
ーあそこにお片づけについて子どもが書いたポスターがありますね(笑)
生徒に大人気の「根性棒」もありますよ~。やっぱりある程度「怒らせると恐い」大人がいるって大事ですよね。根性棒を使ってそうしてるワケではないんですが(笑)。一応塾長なので、生徒たちは「怒らせるとマズイ」と思って接しているようです。トータルで「大人になった時に生きていける力」を国語の指導を通してつけてやりたいですね。そのためには、大人の方が辛抱強く待つことも重要かなと思っています。

-集団授業だと、待ちたくても待ってやれない時がありますよね。
そうなんです。4人一組ぐらいだと、それぞれを順番に見ていればじっくり答えを作る時間を取ってあげられる。親がそばについて勉強を教える際にも、つい急き立ててしまいがちですよね。私自身もイライラしないワケではないのですが(笑)、「ここは答えを出すまで待ってくれる場所だ」という安心感は、子どもの本当の力を引き出すと思います。
例えば、FAXを使った添削だけ、というのも極力お断りをしています。添削だと模範解答に向けた修正になってしまう。でも、子どもの元の解答を活かしながら一緒に答えを直していくと、子どもの自信にもつながります。「真の理解」を導くのは時間が掛かるものですが、一度ついた力は一生モノだと考えて指導しています。
-最後に、ご自身の塾の存在価値は何だと思いますか?
学校や大手塾では「できない」で終わってしまっている子が、自分の能力に気がつくきっかけ作りになっていると思います。ウチの塾に来なかったら、子どもも親も自分の能力に気づかなかったケースに出会うと、やりがいを感じます。
何にしても、国語は楽しいですよね。子どもの発想から教えられることも多いです。毎日飽きないですよ!
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私もいつかちゃんとした国語塾を開きたいなぁと思っていたので、参考になるお話がたくさんありました。大手進学塾や個別のFCに押される中でも「存在意義のある個人塾」には、まだまだ可能性を感じます。
最後に2人で言っていたのが「公立小中学校の放課後補習とか、呼ばれたら喜んで行っちゃう!」ということ。色んな子どもたちを教えてみたい、という気持ちに共感した楽しい時間でした。西原先生、ありがとうございました!
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