ご無沙汰しています&ご報告
1年以上空けての更新です。
ご無沙汰しています。
ちょこちょことこのブログの読者の方からメールはいただいており、古い授業の記事が役立ったというメッセージや、「国文法の教え方を書いて欲しい」というリクエストをいただいていましたが、なかなか書けずにすみません。
昨年の5月に第二子を出産したこともあり、すっかり時間が無くなってしまいました。
この1年半に起こったことで、ご報告が3点あります。
1.新刊出ました!
国語教師としても元文学少女としても胸いっぱいの仕事、樋口一葉の『たけくらべ』『にごりえ』を小学校高学年からでも読めるように訳しました。明治文学も翻訳しなければ読めない時代なんだなぁと嘆きつつ、樋口一葉の言葉の使い方、リズム感、芸術としての日本語にしびれっぱなし。
内容を押さえてから、原文に進む人が一人でも多くなればいいなと思っています。
解説も書きましたので、興味のある方はぜひ!
2.「MAMApics」で育児コラムの連載を始めました!
産前産後に読んで面白かった媒体に売り込んで、連載を持つことになりました。国語教師モードで書いたのは、以下の3記事です。
「共働きで中学受験は可能か?~元塾講師の立場から~」
http://mamapicks.jp/archives/52092428.html
故・金子哲雄さんに学ぶ「親の言葉力」 ~流通ジャーナリストの原点は「はじめてのおつかい」~
http://mamapicks.jp/archives/52088515.html
親になって読み返す『ちいさいモモちゃん』シリーズの底力! ~コドモの世界とオトナの事情~
http://mamapicks.jp/archives/52081925.html
他にも商品レビューや「スマホ育児」「デジタル姑」など、育児の中で気づいた題材について書いていますので、興味のある方はバックナンバーをチェックしてみてください。
http://mamapicks.jp/author/terumi_yamaguchi
3.来年4月から教育の現場に戻ります!
生きるために販促や広報の仕事に打ち込んできた10年の間、教育に関する仕事やボランティアを続けてきました。機会があれば教育の現場に戻りたいといつも考えていた私に、「大阪市の民間校長公募」の案内が飛び込んできました。
大阪という土地柄、教師からの反発、保護者からの要求の厳しさ、マイナス要因はいくらでも挙げられますし、収入面で言えば今のまま事業を継続する方が時給換算すれば圧倒的に楽です。
また、橋下市長の施策であることで、マスコミから叩かれる可能性が高いことも理解しています。
申し込んだ時点で、下の息子は4ヶ月。母親としての葛藤もありました。
それでも「これは千載一遇のチャンスだ」と直感し、公教育についてあちこちで書き続けてきた考えを論文にまとめて提出し、合格しました。
雇う側としては決して好条件ではない「乳幼児持ちの女性」を通してもらったことに、自分が課せられた役割の大きさを感じています。
「イヅツ校長」は、11年を経てまた「校長」と呼ばれることになりました。 不安以上に、今はバンザイしたいほど嬉しいです!
ホントは国語や作文の授業をしたくて仕方ないのですが(笑)、マネジメントが一番大事な仕事なので4月からがんばります。
メディアやネットからありそうなバッシングについては、こちらの記事である程度お答えしています。
http://mamapicks.jp/archives/52097445.html
2003年ぐらいから「くろねこ@国語塾」を続けてきて、こういう展開は予想していませんでした。
配属先は3月末に決まります。
大阪市内のどこかの小学校で、毎日まいにち子ども達に出会える3ヶ月後が楽しみです!
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