男子FP感想:2008世界選手権
イケメン祭りだワッショイ!
……じゃなかった、えーともかく皆さんおめでとうございます、と素直に言いたくなった男子表彰台。何でしょう!あのイケメン揃いの最終グループ!!殿っ!敵前逃亡は賢明なご選択でありましたぞっ!>無礼者
えーっと、そうではなくて。
結局、ベルネルと大輔は「青いケツ対決」に過ぎなかったと証明された、これぞ世界選手権。久々のリアルタイム観戦、出てきた高橋大輔の脂汗にイヤな予感がビシバシ的中。真央嬢と正反対で心底残念だったのが、あの“モロゾフ作・鬼畜ステップ”で拍手がまばらにしか起きなかったことだ。大輔がステップで盛り上げられないというのは、本当にバテバテだったんだろう。
しかも、ザヤック・ルール(同じ種類やコンビネーション・ジャンプ跳び過ぎ制限)に引っかかって大失点、コンビにしなかったら+6点で銅メダルだったのに1点差のウィアーに負けて4位で終了とは、ザヤック・チョンボがお得意な殿の呪いは海を越えてスウェーデンまで届いたらしい。
>これ以上書くと手討ちにされそうだ。
でも、どうせ日本のマスコミは金以外認めないんだろうし、真央嬢が取ってるから霞んじゃうし。中途半端に表彰台上るくらいなら、いっそ4位で彼にとっては幸いじゃないだろうか。
お陰でジョニー・ウィアーも星条旗を背負っての苦節の日々に、1つの区切りをもらえたワケだし。ホント、トリノ以来ずっと苦しかったんだと思う。“オネエ滑り”と評していた滑らかなスケーティングに4回転ジャンプを備え、男フェロモンを漂わせはじめたジョニー君に「女子シングルは終わったよ」なんて2度と言いません。おめでとう。
そしてラスト2人。
めちゃくちゃ興奮した。
今期これまた苦戦気味だったジュベールが、4回転ジャンプをきっちり決める。私の尊敬するカート・ブラウニングの指導の下にステップや表現力も「魅せる」技術がついていた。演じきって最後のガッツポーズ、おいおい氷にキスはまだ早いんちゃうかと思っていたら、案の定。10分後にはバトルの演技を見て顔面蒼白。
試合後にバトルに向かって「4回転も跳ばないのに優勝なんてひきょうだ」と言ったとか言わないとか、ジャンプは豪快なのに小物っぷりを露呈してガッカリさせてくれたが、ジェフリー・バトルの確実でスウィートなスケーティング(氷にとろけるような、優しく美しいスケーティング)や高難度のスピン、そしてSPとFP両方でガッチリと点を取りきった点は文句のつけようがない。今期これまた苦労していたようなので、本当におめでたい。もしかしたら4回転を跳ばないで優勝した最後の男子選手になるかもしれないが、逆に言えば「スケートの本質」を教えてくれた意味で貴重な勝利だったと思う。
スケートは陸上でありえない動きができる。だから、音楽に流れるように乗ってほしい。ジャンプもいいけれど、スケーティングが綺麗×音感がいい選手は大好きだ。
この辺がオススメかと↓
Jeffrey Buttle ―River
http://www.youtube.com/watch?v=kr-SdShk7B0
Jeffrey Buttle ― Ave Maria
http://www.youtube.com/watch?v=lpGB35cq-Os
SP首位で最終滑走、前の2選手がほぼノーミス。そのプレッシャーたるや、想像しただけで絶対にスケート選手なんてなりたくないと身震いがする。
滑り終わって、感極まる青年。
やっぱり、フィギュア・スケートはスポーツだと実感する。
表現者でありながら勝負師であることも要求される、なんて厳しい世界なんだろう。
あぁそれにしても今年はイケメン祭りだワッショイ!……じゃなくて、各選手の個性が活きた本当にいい試合だった。来年は、青いケツ脱出×2名+殿の復活でさらに盛り上げていただきたい。腐るな高橋、世界ランク2年連続1位なんて素晴らし過ぎる。ヒップホップは永遠に。名プログラムをありがとう。
《余談》
個人的には、今年もランビエールの「ポエタ」が見られて大満足。いいんです、転んでも。転倒シーン以外はどこを撮っても絵になる、芸術性だけでいけばパーフェクトなプログラムだった。今年のヨーロッパ選手権が良かったみたいなので、メモ代わりに。
http://www.youtube.com/watch?v=ui9e6HEuQsc
カメラワークが引き気味なので、今回のと合わせてアホほど観ると思います。
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