涙のフランス杯。
今日からロシア杯なんで、その前に一言だけ。
毎年泣き顔を見せられている気がする殿(織田信成)ですが、今回の涙は堪えようとしているのがアリアリで辛かったです。
今年は休んでくだされ~
爺は気長に待っておりますぞ!
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今日からロシア杯なんで、その前に一言だけ。
毎年泣き顔を見せられている気がする殿(織田信成)ですが、今回の涙は堪えようとしているのがアリアリで辛かったです。
今年は休んでくだされ~
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「凛々しくも賢いお姫様」
解説の言葉は、浅田真央の「シェヘラザード」にぴったりだった。特にラストの表情。アスリートとしての気迫が前に出ている、いい面構えだった。
プログラム全体で見ると「意地っ張りでキュートなお姫様」だった。トリプルアクセルにこだわらなければ、優勝していただろう。今シーズン初戦、最初のジャンプという大事な1本がすっぽ抜けた。姫の降臨を待ち続けた会場とテレビの前の真央ファンの悲鳴とは裏腹に、彼女は「やっちゃった」という華やかな笑顔で演技を続けた。
今年は、大丈夫。
この笑顔ひとつで、彼女がまた「乗り越えた」ことを感じる。
案じていた「ブティック・タラソワ」は今年はなかなかいい仕事をしていて、ブルーにキラキラのアラビアーンなパンツルックが似合っている。
シェヘラザードは、妖艶路線で数々のスケーターが演じてきた。それも嫌いじゃないけど、そういやシェヘラザードは色気じゃなくて知性で王様をノックアウトするお姫様だったなと真央姫を見て思い出す。いや、姫と言うより少年っぽさもあったような。笑顔の合間の締まった表情が、いい。
ストレートライン・ステップの前、曲調が柔らかくなったところからラストまで。
あまりの可愛さに悶絶。
腰をくいっと曲げて両手を持ち上げる仕草、手を合わせて腰をふる仕草、得意のツイズルを交えながら猛烈にカワイイ、アラビアンな振り付けに完全ノックアウトされてしまった。タラソワおばちゃん、どんだけ引き出し持ってるんすか。
そして、真央嬢の選手としての「伸びしろ」にも感心する。半分は片足ステップなのに、全く感じさせないスピードが凄い。Y字スピンのスピードアップと共に、スケーティング技術とスピードの向上を顕著に感じる。彼女のオフシーズンに重ねた努力を思って、親戚のオバちゃんモードの私は涙する。
浅田真央がシニアデビューしてから、これほど事前情報と映像の出ない年は無かった。マスコミやショーへの出演をコントロールしたのが、効を奏している(お陰でこっちは真央不足で飢死寸前になった)。
練習、いっぱいしたんだね。
初戦でここまでの完成度、衣装のせいで菩薩度の増した真央姫の降臨を、今シーズンもありがたやと拝む。
ただ、この日のスターは次の選手だった。
26歳で、もう一つ階段を上った人。
スケートファンの間で、おそらくベストパフォーマンスとして語り継がれるだろう、鈴木明子選手のSP。すごい、3-3跳んだ。しかもぶっちぎりのスピード感と高品質で。
「試合で初めて決めた」
なんて闘争心、そしてなんて努力なんだろう。
もともと強いステップも磨きがかかり、スピンの高速化に唸る。
フィギュアスケートはやっぱりスポーツで、だから面白い。
アッコちゃんの成し遂げたことは、また他の選手の支えになる。
26歳、ベテランからでも進化できる。
浅田真央は、まだ21歳。
今回は、アッコちゃんに優勝してほしい。
真央狂いの私でも、素直にそう思えた。
フリーで結果が出た時、私はこれでいい、と思えた。
フィギュアスケートは、ショートとフリーを合わせて競うもの。
ショートの大事な場面で人生初の3-3に臨んで成功させた鈴木選手と、
調子が今一つなトリプルアクセルに挑んで失敗した浅田選手と。
僅差での1位と2位に納得した。彼女たちは、今回の試合運びに学んで次の出方を決めていく。グランプリシリーズを放送してくれると、こういう駆け引きが面白い。
と、一応落ち着いて分析した上で、2年目の「愛の夢」。
衣装持ち越し。前シーズン最後に見た、痛々しい浅田真央がフラッシュバックして不安が満ちてくる。
最初のトリプルアクセル。
そこにはSPの頑固なお姫様はいなかった。
彼女は、とんでもない高さと幅でダブルアクセルをふわっと跳んだ。
これも、成長。
いや、ファンとしては悩ましいわけですよ。
3Aに挑み続ける真央が好き好きと言って来たのに、加点がもらえる2Aの方がいいじゃん、と思っちゃうってどうよ、と。
でも、この「愛の夢」は流れが命だと思う。
女子フィギュアスケートの柔らかさ、軽やかさ、美しさを凝縮した名プログラム。
力強いステップ、ジャンプ、ぐいぐいエッジに乗ってるスピード感。
それもスケートの魅力だけれど、女子スケーターが見せてくれる「浮遊感」も大好きだ。
去年の四大陸の時と同じセリフが頭を巡る。
「たまんねーなー
天女っていたらあんなんだぜ」
笑顔で滑る、ストレートライン・ステップ。
去年の初期バージョンに入ってた「うんうん」とうなずく振り付け、たたたたっと駆け寄るところが復活している。
た、たまらん。
じわっと泣きそうになるのを家族の手前抑えていたが、甘かった。
ドーナツスピンからぐいっと足を持ち上げて美しい変型ビールマンの形になった瞬間。
涙がぼろん、と出た。
新しい、技。
どんだけ練習したの、あなた。
今回の「愛の夢」に関しては、スパイラルを待たなかった。それだけ、プログラムが完璧に流れていたのか、こっちが緊張の余り忘れていたのか。
ふわーっと天女が腕を広げて旋回しているところは、ただただ夢心地だった。
そして、ラストのポーズと表情!!!
もう心のシャッター押しまくり、永久保存の「天女が天上(プログラムの世界)と地上(浅田真央自身)の境にたたずむ風情」という、何とも言えない表情なんですよ!
見落とした人は高画質のNHK杯動画配信サイトで再確認すべし!
http://www.nhk.or.jp/figure2/index.html
スロー再生のステップとスパイラル、この表情はマジで天使!!!
ああ、また痛い「真央のお勝手応援団」の親戚のオバちゃんっぷりを露呈してしまった……
これからまた、胸痛む試合もきっとある。
でも、私は改めてバンクーバーで彼女が負けたことに心から感謝する。
金メダルで引退していたら、さらなるスケート技術の向上も、キュートな「シェヘラザード」も、「愛の夢」の完成も無かった。
終わった後、うんうんとうなずく彼女の笑顔に、今年も幸せになる。
会場からの満開の花とプレゼントの量に「愛されてるなぁ」と自分を棚に上げて思う。
……待ってましたよ、真央姫。
《余談》
いや、余談でまとめるのは申し訳無いんですけど、真央で力尽きました……。
男子の試合は、ムスメに激しく邪魔されて集中できず。
それでも、今年は「信成推しで行く!」という決意が、高橋大輔にグラグラと揺すぶられた危険な試合でありました。特にフリーの前に果敢に4回転にトライして危ないながらも2種決めていたこと。そして、もう小塚クンには申し訳無いけれど「大人と子どもの差」ぐらいある表現力と色気に参りました。
ブルースの悩ましい旋律に乗せたねちっこいフェロモンと来たら、会場のオバサン達が失神するのもやむを得ない破壊力。
去年の「ウッ!」は色気の使い方がギャグにしか見えてなかったんですが(ファンの方失礼)、今年のFPは高橋大輔の音楽表現系プログラムでは、最高だと思っています。
ま、若干点数出過ぎかなと思いましたが、ジャンプの質まで若返っている。
まだ進化する。そして引き出しがある。
浅田選手にしても高橋選手にしても、ついでにオフシーズンにハマってた体操の内村選手にしても「天才が努力すると手をつけられない」というのは、こういうことかなぁ、と。
ただ、リンクサイドのオバちゃんたちはもう少し自重した方がいいと思います。
選手にガッツいてハグや汗ふきを試みる姿が、「世界中に放映されてる」って自覚を少しは持ってくれ~
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今年は中国杯が始まる前に、Twitterで宣言。
男子は今年も、
いくら数の数えられないアホでも、
メディアが空気扱いしても、
やっぱり「信成推し」で行く!
まぁ、何て言うんですか、明らかにマスコミが
新たなトップ・小塚の進化、
ベテラン高橋の復活劇、
被災者&若手である羽生の下克上
こんな路線で話を進めている。
オフシーズンのアイスショーでも、織田信成は空気だった。
※これは単なる被害妄想で、ケガで休んでいたらしい
とにかくこのままでは、織田信成は「うつけ者」として選手生命を終えてしまう。
あんなにナイススケーターなのに。
世界一美しいトリプルアクセルが跳べるのに。
それって、悲しい。
織田家の末裔に判官びいきとは妙な気もするが、とりあえず今年は信成を応援することに決めたのである。
スケートアメリカもスケートカナダも結果のみをチェック。
映像を観るのは簡単だが、初見は大画面でちゃんと見たい。
地上波でようやく、中国杯が放送される。
女子で見たいのは未来ちゃん&コストナーの仕上がり、シニアで初見のソトニコワ。
佳菜子ちゃんには、去年のぴちぴちシニアデビューの勢いをどう持ってくるか、興味津々。
コストナーが音を拾う能力に磨きをかけていて、「ソチモード」をひしひしと感じる。
未来ちゃんはもう少し体を絞った方がいいけれど、三日月目の笑顔が見られたので一安心。佳菜子ちゃんはこれから、試合で磨かれて行くんだなぁ~とオバさん目線で見守る。
そして怖いのはやっぱりソトニコワ。
ショートのボレロ、表現力がシニアデビューにしちゃ早熟に過ぎる。
そしてフリーの曲を聴いた瞬間、愛するあの選手のためにくらくら来た。
「真央と同じ『愛の夢』!!!
ベテランVSルーキー対決!?
どこのスポ根少女漫画だよ!!!」
いや、過去にも同曲対決って腐るほどあるんですけどね……
ああ、ロシアカップの直接対決が怖い!
マヤ……恐ろしい子!と白目をむくのは真央かソトニコワか、こちらもソチの強力なライバル候補・タクタミシュワか。
※最近、メディアは「トゥクタミシェワ」と表記してますね
女子の感想としてはそんなところで、今回のメインはとにかく「殿!!待ちかねましたぞ!!」であります。
あの悲劇(っちゅうか自業自得)の世界選手権を経て、すでにパパスケーターでありもう男子は新人枠もテレビとしては欲しいし、イケメン3人いるからオモロ顔の織田はいいっしょ、というムードになっている中、どんなスケートを見せてくれるのか。
精神力が強い選手と思ったことは、一度もない。
成長したかな、と思えば裏切られ、の繰り返し。
ああ、元塾講師の血が騒ぐ!!
できない子ほどほっとけない!!
そしてショートプログラム、リンクに滑り出した油絵の具をぶちまけたようなド派手衣装でいきなり爆笑させられる。
ととと殿ッ!!
ご乱心遊ばされたかっ!!
SPは、キング・カーティスの曲。
ジャジーな曲は、決め所を外すと痛い。
難しいとこ持って来たなとハラハラしながら見守る。
サックスのメロディーにつるつる乗せて踏むステップが、粋でなかなかカッコイイ。
そして、あのやわらかジャンプ!!
彼のジャンプの質が欲しくて身悶えしている男子選手が世界中にいると思う。
膝をケガして、2ヶ月休んだ固さは随所にある。
スピンとステップはまだ改善できる。
4回転も跳ばない。
でも、ベテランの余裕まで感じさせ、フィニッシュでは関西のオバちゃんが着てそうな混乱衣装でにんまり笑ってみせた。
今度こそ成長したのか。
それとも鈍感なだけなのか。
今年は、羽生くんの成長ぶりも凄まじかった。
4回転の確率も質もバリバリ上がっている。
若いって素晴らしい。
そして、彼にはナルシスト的表現力がある。
高橋大輔がこの年齢の時にまだ照れ照れで、小塚クンが去年まで照れ照れだったことを思い出すと、この表現力は大きい。
ところが、フリーの前半を完璧にやったところで羽生クンは力尽き、私は去年と同じセリフをテレビの前で叫ぶ羽目になった。
「結弦はもっと肉を食え!筋肉つけろ!バテてんじゃねぇよ!!」
もう滑り出しから鼻息荒くて、「おいおい、えらくガッついてるロミオだな」と不安になった。
そんな勢いで突っ走ったら、後半持たない。去年も同じだったので、いい加減コントロールを覚えてほしい。でも後先考えない若さってちょっとうらやましい……と複雑な感情で見守っていた。
足に来てるせいか、コケ方が尋常じゃない。
立ち上がるのも遅く、ハラハラする。
さっきの転倒?そんなのあったっけ?と表情を変えず、リカバリーしていくアボットの余裕(に見える態度)を、見習った方がいい。
そうそう、今回のもう一つの見所はアボットだった。
もちろん好き、去年の「ライフ・イズ・ビューティフル」は名プログラムとして、何度も何度も観ている。
今年はなんだろう、と思ったら、ちゃんと4回転にも挑戦しつつ、スケーティングと表現力の滑らかさを磨きに磨いて現れた。
SPは楽しく、粋に。
FPは淀みなく、スケール感たっぷりに。
邪念がまるで入らない。
スケートの快楽を、全身で表現力してくれる。音と、体の動きと、ブレードが氷をつかむ感触まで感じさせる。
振り付けとコーチは佐藤有香。
この選手を育てただけでも、コーチとしての彼女は評価されるべきじゃないだろうか。
スケートの美しさ、楽しさって何だろう。
原点は、滑ること。
それを教えてくれる、ベテランスケーター。
同じくベテラン側に入る織田信成のFP、今度の衣装は落ち着いていたが曲が混乱の極みだった。
「シェルブールの雨傘」のメロディがガチャガチャアレンジで意味不明なまま、最後のステップはジタバタともがいて終わった、という印象。
一緒に観ていたダンナが「しまらんなぁ」とつぶやいたのに、私も同意する。
最後のバテバテ以外の部分で、小さく得点を稼いで何とかまとめた。
ジャンプの加点に救われて、タナボタで銀メダル。
そして、ベテラン2人の横で息切れして討ち死にしている若手達。
だからフィギュアスケートは面白い。
毎年、いろんな選手が出てくる。
※羽生&ガチンスキーと同期のナン・ソン君が4-3決めてサラッといい位置占めてたのに、放送しないってどういうことだ(怒)。
今年も修造のジャケットの色に気を取られつつ、シーズン・イン。
中国杯の翌週、泊まった宿にこんな掛け軸があった。
ウザイ……旅先までウザイよ修造……
そして私は今週末の、真央降臨を期待と不安半分で待つ。
このインタビューにある通り「きれいなスケーター」を目指して、
また確実に、進化して現れると信じて。
「不安」の中身の8割は、ジャンプや体力ではない。
衣装だ!!!
「ブティック・タラソワ」は今年は閉店していただきたいっ!!
真央嬢を見守る親戚のオバちゃんは、すでにシーズン前から一喜一憂しています。
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